茗鑫台南美食(ミンシンタイナンビショク)

今日は1年ほど前にオープンしていて、気になっていたお店に行ってきました。

宮田商店街にある「茗鑫台南美食」というお店です。台南と書いてあるので、おそらく台湾料理なのだろうなとお店の前を通るたびに考えながら、なかなか入れずにいました。小さなお店に初めて入るのは少々ハードルが高いものです。

入り口

あまり台湾料理には詳しくありませんので、この外観だけではなんのお店かわかりません。どうやら「鍋燒意麵」というラーメン的なものがメインなのだろうということはわかります。

意を決して引き戸を開けると、可愛らしい台湾風インテリア店内。カウンターが5席程度とテーブルが2つ。店内には台湾のポップスが流れている(実はよくわからない)。テーブルに着くとレモンを入れた水差しを置いてくれた。これだけでなんとなくイイ感じ。

メニューはこれ1枚。麵と煮物と紅茶の3つだけで、セットはそれらの組み合わせです。ほとんど鍋燒意麵専門の店と考えていいのでしょう。

お店は台湾出身の女性がお一人できりもりしている様子。メニューの説明を受けましたが、わかったようなわからないような・・・。とりあえず今日は、この鍋燒意麵(グオーサオイメン)とやらの単品にしました。まずはお試しです。

料理が出てくる間、他の席を見ると女性客が二人、話している言葉からおそらく台湾の方でしょう。壁に貼られた説明書きを見ても、日本語訳が実にたどたどしいというかネットで翻訳したままという感じです。書き直してあげたい気持ちに駆られるが、一見さんだから偉そうなことはやめておこうと思いとどまりました。

さて、いよいよ来ました。鍋燒意麵(グオーサオイメン)。

なるほど鍋焼です。香りが実にイイ! まずはスープから。

とても優しいお味。なんとも言えない優しさで、スーッと体に染み込む感じです。体に良さそうです。

具にはエビ、イカ、お肉、野菜、卵、そしてなぜかチクワとナルト。かなり贅沢な具です。

何よりも麵がポイントでしょう。挙げてあります。ジャンクな感じもしますが、香ばしさがあり、おいしいスープを吸ってうまく絡むので、独特な味わいがあります。

美味しいです。はじめて食べた料理ですが、しかし懐かしい感じがします。不思議なのでお店の女性にいろいろ聞いてみました。

すると、台湾の人(特に台南の人)にとって懐かしい料理で、日本ではあまり食べられない料理だそうで、麵だけは台湾から直接取り寄せているとのこと。お客さんも台湾出身の方が多いらしく、懐かしい味を求めてこのお店に来るのでしょう。

自宅に帰ってネットで調べてみました。「鍋燒意麵」は、もともとは日本の鍋焼うどんがルーツで、「意麵」というのはインスタント麵の元になったらしいです。日本と台湾の文化が交流しあってできた料理と考えていいでしょうか。

台南ではこの料理を出すお店がいっぱいあって、とても親しまれているのです。どちらかというと庶民的な食べ物なのでしょう。

「鍋焼きうどん」がベースと言われるととてもわかりやすいですね。具はほとんど同じです。麵がうどんではなくて、意麵になっているということです。

次回は紅茶と滷味(ルウウェイ)というのを試してみたいと思いますが、ルウウェイというのは油ベースの煮汁で煮込んだ料理だそうです。

ちなみにこの意麵、量が少ないかと思いましたが、スープを全部飲み干してしまったので、ちゃんとお腹いっぱいになりました。決して少なくありませんが、たくさん食べる方は大盛りもあるのでそちらをどうぞ。あくまで個人的な考えですが、このスープは飲まないともったいないと思います。

初めての方は入りにくいかもしれませんが、気さくな雰囲気の可愛いお店です。日本で鍋燒意麵を食べられるところはそれほどないと思います。ぜひお試しあれ。

2020.2.18 藤森

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