神田川を歩く (1)はじめに

カミサカエリアを東西に横切る神田川。

この辺りに通勤通学する人々、そして生活する人々にとって、この川はとても身近ですがほとんど意識されていない景色の一つです。

このエリアを流れる神田川は決して美しいものではありません。3面をコンクリートで固められていて、はっきり言って川というより大きめの用水路のようです。

しかし、実は一級河川であり、東京都民であれば誰でも知っている川でしょうし、かつてのフォークグループ「かぐや姫」が歌ったことで全国的にも知られている、知名度の高い川なのです。

かぐや姫の「神田川」を知らない方はこちらをどうぞ

古くはこの川で友禅流しが行われていたこともあり、今でもこの周辺には友禅染に関わる職業の方々が暮らしています。地域の産業と深い関わりがあった川なのです。このエリアで友禅染の仕事をしている方は以前より随分少なくなってしまったそうですが、いずれ友禅染とカミサカエリアについても調べて、何か書いてみようと思います。

この上流には立派な桜並木があり、春には大量の桜の花びらが川をピンクに染めます。はるか下流を眺めると天気の良い日にはスカイツリーが見えます。

目の前を流れる神田川はなんの変哲も無い都会を流れる小さな川ですが、この川はどこからどのように流れて来て、そしてどこへどのように流れていくのかを知ることは、カミサカエリアの魅力を再発見することに繋がるのではないかと考えました。

という訳で、カミサカエリアを起点にして、神田川沿いを歩いてみようということになりました。

普段私たちは鉄道や道路を目的地に向かって移動しますが、川沿いを歩くことを目的に歩くことは通常ありません。断片的な川の様子を見ることはあっても、その全容を見る機会はめったにありません。

まずは下流へ下り、そして上流へ。登山のようでもあります。源流から最終的に隅田川と合流するところまですべて歩いてみようということになりました。それで何が変わるかわかりません。我々に何か見つけられなくても、これを読んだ誰かに何かアイデアが浮かぶかもしれません。

2018年の夏の終わりから冬にかけて、3日に分けて歩いてみた記録です。

2018年12月 藤森

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