学生ランチ調査の結果を受け、2018年に行った飲食店スタンプラリーです。
企画運営は藤森大祐(経営学科教授)のゼミ生たちによるものです。
どのようなものだったかというと、学生たちのいきつけのお店を増やすために、カミサカエリアのお店で5店別々のお店に行ってもらおうというものです。それぞれお店でスタンプカードにスタンプを押してもらい、5つ集まるとそれが500円の割引券になるというものです。
さらに、各店で利用されたスタンプカード(5店分集まり割引に利用されたカード)を回収し、そこから抽選を行って景品があたるようにもしました。
これによって参加者(東京富士大学の学生および教職員)は少なくとも6店に行くことになります。多くの参加者は普段の行きつけのお店が4店以下ですので、これに参加することで初めてのお店にトライすることになります。そこが気に入れば新たなリピーターになるということを企画としては期待していました。
2018年の11月ごろの1ヶ月間を使って行いました。
実際のところ、割引券として利用されたカードはそれほど多くありませんでした。2・3店で終わってしまった人が多くいましたし、中には5つスタンプが揃っていても利用せずに期間が終了したという人もけっこういました。
反省点としては、もっと期間を長くしないと6店利用は難しいのではないかということ、割引額がもう少し多くないと利用しないのではないかということ、そして利用できるお店がもっと多くないと難しいのではないか、といった点が挙げられました。
利用できるお店があまり多くなかった理由として、このエリアのお店の多くが夜の営業をメインにしているということもありました。ランチだけが対象ではなかったのですが、やはり学生たちの多くは夕食前に帰ってしまうようです。
一方で、期待したリピーターの増加はそれなりにありました。この企画で初めて行ったお店(それまでは気にもかけなかったお店)によく行くようになったという声をいくつも聞きました。
今後はこのイベントの結果を踏まえ、商店街と大学で新しい企画を考え出していけたらいいのではないかと考えています。